特任教授
八藤後 猛
博士(工学)

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- 専門
- 福祉社会と生活環境、事故予防と安全計画、建築人間工学
- 主な研究分野
- 高齢者、障がい者など、すべての人にやさしい生活環境とまちづくり
- まちづくりのためのサイン・情報システム
- 安全・安心をめざした建築・都市の安全設計
- 略歴
- 東京都立赤城台高校-日本大学理工学部建築学科-同大学院理工学研究科建築学専攻博士前期課程。国立職業リハビリテーションセンター研究部研究員、独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構障害者職業総合センター適応環境担当研究員、日本大学理工学部建築学科助手、同専任講師、准教授を経て、2013年日本大学理工学部まちづくり工学科教授、2022年より特任教授、現在に至る。
- 主な学外・学会活動
- 日本福祉のまちづくり学会 元副会長
- ユニバーサルデザイン審議会等委員:世田谷区(会長)、板橋区(会長)、足立区(会長)
- 過去には日本建築学会ノーマライゼーション環境小委員会主査、国交省バリアフリー法に関する設計標準検討委員、国交省知的、精神、発達障害者のバリアフリー環境委員
- 著書『福祉住環境コーディネーター公式テキスト』、『子どもを事故と犯罪から守る環境と地域づくり』(ともに共著) ほか
- メッセージ
私が建築学科の学生だった頃、「車いす使用者は、段差があると障害者だけれど、段差がなければ障害者でない」、すなわち『障害』は、社会環境によってつくられるものという恩師のことばが残りました。卒業後の1981年、公立のリハビリテーションセンターで、当時先駆的だった、まち、建築、機器といった幅広い「環境」改善をテーマとして研究と実践の場を与えられました。工学や医学系大学と共同研究のほか、障害をもつ当事者との深い交流の場を通して、障害者の住宅、公共施設や就労環境、そしてまちづくりへと対象は広がりました。
日本建築学会ノーマライゼーション環境小委員会主査、日本福祉のまちづくり学会理事、副会長を歴任。国交省、東京都等の委員会ではバリアフリー法の建築設計標準、知的、発達、精神障害者の公共交通機関、そして子どもの事故予防、子育て住宅事業などに関する(研究)委員として研究成果と経験を生かし、「福祉住環境コーディネーター公式テキスト」の執筆を担当しています。
こうした経験が、みなさん方を通して、人間のためのまちづくりに貢献できることをうれしく思っています。