西山 孝樹|まちづくり工学科 スタッフ紹介
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准教授
西山 孝樹
博士(工学)

西山 孝樹
日本大学 教員情報
日本大学研究者情報:西山 孝樹
個人(研究室)URL
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専門
地域史、観光計画
主な研究分野
  • 賑わい魅力あふれる観光まちづくり
  • 歴史的観光資源とまちづくり
  • 近世以前における社会基盤整備の歴史
略歴
初芝橋本高校-日本大学工学部土木工学科-日本大学大学院工学研究科土木工学専攻博士前期課程-同大学院工学研究科土木工学専攻博士後期課程。2013年より日本大学理工学部助手、2018年助教、2022年より准教授、現在に至る。
主な学外・学会活動
  • 土木学会 土木学会誌 編集委員
  • 航空政策研究会 2017年度「若手研究者研究助成」
  • 受賞:令和3年度・令和元年度土木学会土木史研究発表会 優秀講演賞、土木学会第76回・第75回・第71回年次学術講演会 優秀講演表彰者賞、平成24年度土木学会 論文奨励賞 ほか
メッセージ

わが国では、訪日外国人客数が増え続けており、「観光」や「ツーリズム」という言葉を至るところで耳にするようになりました。そして、私たちが他国や日本各地を訪れた際も、美しい風景を眺めたり、寺社仏閣を参拝したりして余暇を楽しんで過ごします。観光地では、その「まち」の歴史文化や伝統などを重んじた地域資源が、その魅力の多くを占めると言っても過言ではありません。現代を生きる私たちが、持続可能な観光資源を発見、創造していくためにも、歴史を調べることで重要な情報を得ることができます。
 例えば、古くから日本の温泉地では長期滞在をして病気を治療する「湯治」という文化が存在していましたが、高度経済成長以降は殆ど実施されなくなってしまいました。しかし、それは日本独自のリゾートにおける過ごし方であったといえます。今言われているカジノを含むIRが日本型リゾートとは思えません。そこで私は、実際の温泉街に出向いて現地調査を行いつつ、海外の温泉療養の実態も踏まえて、何度も足を運んでもらえる魅力あふれる温泉地のあり方を探究しています。
 最後に、私たちが暮らす「まち」は、過去の人々が積み重ねてきた歴史そのものであるといえます。過去を振り返り,その過程で見出された様々な知見を未来の「まちづくり」へ活かすことができるよう、研究に取り組んでいます。

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