学びと仕事

まちづくりの学びと仕事

住民 まちづくり 行政 専門家住民 まちづくり 行政 専門家

実際のまちづくりでは、そのまちに暮らす
“住民”と“行政”、そして“専門家”が、三位一体となって
取組みを進めることがとても重要です。

まちづくり工学科では、まちづくりの現場において、即戦力として活躍できる人材を輩出するため、まちづくりの「しごと」を意識した実践的なカリキュラムを整えています。

一般的なまちづくりは、まちづくりに係わる調査にはじまり、調査に基づく企画・構想、より具体的なまちの姿を描く計画・設計、それらを実際のかたちにする施工、さらに日々の暮らしにおける維持管理と、一つひとつ段階を踏んで進めていきます。

こうした実際のまちづくりの「しごと」と、まちづくり工学科における「学び」は、以下のように対応しています。

まちづくりの学びと仕事

目指せる資格、職種・業界

学科推奨の資格試験学習プログラムを用意

まちづくり工学科では、大学本部や理工学部で主催する行事への参加推奨に加えて、学科独自のキャリア支援体制として、授業、学科独自のプログラム、志望先に応じた個別指導を通じて、学生のキャリア支援・就職活動を強力にサポートしています。授業「まちづくりと職能」「インターンシップ」「まちづくり工学キャリアデザイン」「宅地建物学」「まちづくり技術の実践」では、まちづくり関連業界・職種の紹介、就業体験、業界・企業紹介(企業セミナー)、宅建士試験講座、技術士第一次試験講座を実施しています。独自プログラムとしては、宅建士試験夏季講座、公務員試験直前講座、建築士試験集中講座などを開催しています。

  • 目指せる資格、職種・業界
  • 目指せる資格、職種・業界

目指せる資格

  • 一級建築士・二級建築士等

    建築士法により定められた、建築物の設計・監理に必要な国家資格。一級、二級、木造の3資格があり、資格によって取り扱える建築物の規模や用途、構造に制限がある。まちづくり工学科において指定された科目を取得して卒業すると、ただちに建築士受験が可能となる。なお、免許登録には実務経験が必要。
    一級建築士・二級建築士等
  • 技術士・技術士補

    「技術士法」に基づいて行われる国家試験に合格し、登録した人に与えられる称号。国はこの称号を与えることにより、その人が科学技術に関する高度な応用能力を備えていることを認定する。まちづくり工学科では、試験内容をカバーした専門科目を設置しており、技術士となるのに必要な技能を修習するために技術士の補助をする「技術士補」の在学中の取得を推奨している。
    技術士・技術士補
  • 宅地建物取引士

    宅地建物の売買・交換・貸借の契約が成立するまでの間に重要事項の説明等を行う者。不動産業の現場では必須の国家資格。宅地建物の取引を行う業者は5人に1人の割合で有資格者を置くよう法律で定められており、不動産業界を目指す人には必要不可欠な資格。民法を扱うため幅広い分野において評価が高く、まちづくり工学科では在学中の取得を推奨している。
    宅地建物取引士
  • 土木施工管理技士・技士補(一級・二級)

    建設技術者にとって重要な国家資格。河川、道路、橋梁、港湾、鉄道、上下水道などの土木工事において、現場での作業工程・安全管理など施工管理計画に必要な技術上の管理などをすることができる。まちづくり工学科を卒業すると、実務経験1年を経て二級の受験資格が得られ、実務経験3年を経ると一級の受験資格が得られる。
    土木施工管理技士・技士補(一級・二級)
  • 福祉住環境コーディネーター

    福祉・医療・建築などいろいろな知識を持っていて、建築士やケアマネージャー等各種専門職と連携をとりながら、高齢者や障害者の家庭を住みやすいように適切な住宅改修プランを提示したり、福祉用具や諸施策情報などについてもアドバイスしたりする人。検定試験は東京商工会議所が主催しており、民間資格に分類されている。
    福祉住環境コーディネーター

教職課程

  • 免許教科の種類および学科

    高等学校一種・工業
    免許教科の種類および学科

めざせる職種・業界

  • 公務員

    国または地方公共団体、国際機関等の公務を担当・執行する人。全国に20ある政令市のなかで「まちづくり」という言葉がついた部署は、2016年4月現在で8割に達そうとしている。これらの部署の多くは、都市局や都市整備部などに属する。
    公務員
  • 不動産デベロッパー

    大規模な住宅開発や都市再開発・リゾート開発などを展開し、それを売却・賃貸により収益を上げる企業のこと。都市開発基盤整備、住宅等の施設建設、賃貸や分譲まで請け負うこともあり、不動産会社、総合建設会社(ゼネコン)、電鉄会社等が含まれる。
    不動産デベロッパー
  • 設計事務所

    建築物の計画立案、設計、設計監理、工事監理等を業務とする事務所。ちょっと変わった家や豪邸を建てたい人にしか用のないような所と思われがちだが、実は低予算でもより質が高く、利用者が満足できる施設・空間づくりをいかに実現するかが腕の見せどころ。
    設計事務所
  • 造園・緑地系設計事務所

    主に公園や緑地、自然再生、ビオトープ、農林業におけるレクリエーション施設、キャンプ場のデザインなどを手掛ける設計事務所。緑道・緑地などのまちなみ景観の検討や、外壁カラーや外構デザインなど建築外構、屋上緑化などの建築外観などを手掛けるところもある。
    造園・緑地系設計事務所
  • 都市デザイナー

    多くの建築物・道路・樹木・ストリートファニチャーなどによって構成される都市空間をひとまとまりの対象として、その空間性・形態・色彩などをデザインする。美しさだけでなく、安らぎ、楽しさ、驚き、個性などさまざまな価値を付加し、人の感性面の価値も取り入れられるような柔軟な発想が求められる。
    都市デザイナー
  • 建設系コンサルタント

    建設コンサルタント登録規定に基づいて、国土交通省に登録された企業。建設技術を中心とした開発・防災・環境保護に対しての、計画・調査・設計業務を中心に行う。技術知識と管理技能を要するので、建設業務系の資格は必須。建設系コンサルタントの職業には、構造エンジニアや造園家、環境デザイナー等も含まれる。
    建設系コンサルタント
  • 建設業

    建設業建設工事の完成を請け負う業種のこと。住宅からダムまで生産対象はさまざま。電気・水道施設、造園工事など関連業種が多いので、それを総合的にまとめる力が必要となる。
    建設業
  • 観光業

    観光に関連する業種の総称。旅行代理店等の旅行業や観光ホテル等の宿泊業、航空会社や鉄道会社等の運輸業、さらには土産物等の製造業まできわめて裾野が広い。世界最大の産業の一つで、観光業を主要産業としている国も多く、わが国においても観光立国の実現に向けたさまざまな施策が展開されている。経済、雇用、地域の活性化に大きな影響を及ぼすものであり、21世紀のリーディング産業になると期待されている。
    観光業
  • まちづくりデザイナー

    施設や建物のデザインだけでなく、業界誌、まちの広報誌(タウン誌)やホームページ、あるいは特産品や御当地ゆるキャラの制作を手がけることもある。まちづくりに必要な知識・技術・センスはもちろんのこと、さまざまな社会問題への強い感受性が必要。
    まちづくりデザイナー
  • 都市プランナー

    都市の保全・整備に必要な知識や技術を有し、それらに関して幅広くアドバイスする技術者。まちづくりの一環としてのまちなみ整備、観光による地域活性化、公園緑地の整備など、そのまちの保全や更新(地域再生)にかかわることが多い。都市開発関連会社や役所のまちづくり関連部門などで活躍するのが一般的で、一~二級建築士や技術士の資格があると優遇される。柔軟な発想力やそれを表現するデザイン力やワークショップを運営するコミュニケーション能力が必要。
    都市プランナー

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